2026年8月31日 — 株式会社OZ. 編集部
名古屋の中小企業のAI活用事例|業務別に見る導入の実際
「AIを導入したいけれど、何から始めれば成果につながるのか分からない」という名古屋・愛知の経営者へ。公的な導入事例を業務別に読み解き、東海の中小企業が自社の仕事へ置き換えるときの考え方を整理します。
AI活用事例は「全社導入」より業務別に見る
中小企業のAI導入は、いきなり「全社で使う」と決めるより、毎日繰り返す一つの業務に置き換える方が現実的です。中小企業基盤整備機構のデジタル化・AI導入補助金の公式事例ページにも、経理処理や見積書作成など、業務単位で成果を示す事例が掲載されています。同ページは過去の事例であり、現在の制度要件や成果を保証するものではないため、自社で検証する材料として読みます。
AI活用の入口 / 3つの業務
確認しやすくする
作成の手戻りを減らす
その場で共有する
公的事例から見える3つの入口
経理では、株式会社ニッセイが「AIによる自動仕訳により経理処理の大幅な効率化を実現」した事例として掲載されています。AIに任せる範囲と、人が確認するルールを先に分けておくと、便利さだけでなく安心して使える流れになります。
見積では、有限会社田中住建の事例に「見積書作成に係る工数が大幅に削減」とあります。過去案件や社内単価などの材料を整えれば、AIは文章や表の作成補助だけでなく、確認漏れを減らす下準備にも使えます。
現場と業務システムをつなぐ例として、J-Net21が紹介する岡田研磨株式会社の事例があります。AIエージェントなどを使って社内業務アプリを作り、約20のアプリを運用。A4用紙を月5,600枚、作業時間を月330時間削減したと紹介されています。最初から大きく始めず、現場で必要な検査記録から着手した点も参考になります。
名古屋・愛知で始めるなら、まず2週間の小さな検証
自社で試すときは、経理・見積・現場のうち、担当者が「毎週くり返している」と感じる一つを選びます。開始前に作業時間、手戻り、確認者を記録し、入力する情報・AIが返すもの・最後に人が確認する箇所を紙1枚に書きます。機密情報をそのまま入れず、まずは匿名化した過去データで2週間試し、時間だけでなく修正回数と使い続けやすさも見ます。
AI導入の効果を業務設計から考えた過去記事でも触れたように、ツールの配布数より「どの仕事がどう楽になったか」を測る方が、次の投資判断につながります。IPAのDX動向2026も、AIの利用状況だけでなく効果や課題、組織づくりを扱っています。名古屋の中小企業でも、導入後の確認役を決めておくことが大切です。
まとめ
AI活用事例は、企業規模や業種をそのまま真似するものではなく、自社の業務を小さく見直すヒントです。名古屋・愛知の中小企業は、まず一つの仕事を選び、測って、現場と一緒に続けられる形へ整えていきましょう。
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