清掃の「回数」から「品質」へ|名古屋の中小企業が決めたい3基準

清掃品質を評価するため、場所別の基準、利用状況、改善担当の3点とAI・センサー・ロボットの仕組みを示す図解
作業人数や回数だけでなく、場所ごとの状態・施設の利用状況・改善の確認担当をそろえる考え方です。

2026年10月26日、テルウェル西日本とNTTドコモビジネスは、清掃品質をデータで評価するサービスの提供に向けて協業を始めました。提供開始は2027年4月の予定です。名古屋・愛知の中小企業も、AIやロボットを導入する前に、外注先と「どんな状態なら十分か」を共有すると、業務委託の見直しを進めやすくなります。

発表の中心は「作業数」から「品質」を見ること

発表された構想では、ATP測定器や臭気計、施設の利用状況を把握するセンサーなどを使って清掃品質を記録し、データをまとめて見られるようにします。汚れの画像解析や清掃ロボットの活用も検討し、作業人数や回数だけでなく、実現した品質を基準に運営を見直す考え方です。

これは、すでに誰でも申し込めるサービスの案内ではありません。両社が提供に向けた協業を始め、開始時期を2027年4月と予定している段階です。一方、品質を言葉にして利用者と提供者が同じ基準で確かめる進め方は、センサーのない職場でも取り入れられます。

名古屋の中小企業が外注先と決めたい3つの基準

清掃を委託する側は、契約書に書かれた作業回数だけで判断しがちです。清掃を提供する側も、人数や訪問回数を説明できても、依頼主が望む状態と一致しているかを確かめにくいことがあります。まず、次の3点を同じ表に書き出してみましょう。

作業量から品質・成果を確かめる視点へ

01場所別の品質どこを、どんな状態に保つか
02利用状況混雑や曜日も一緒に記録
03改善の担当誰が確認し、いつ見直すか

一つ目は、場所と状態です。入口、共用部、トイレなどに分け、「床に目立つ汚れが残っていない」「備品が使える状態」といった確認項目を決めます。二つ目は利用状況です。イベント日や来客の多い時間帯などを残すと、同じ清掃回数でも条件が違ったことを説明しやすくなります。

三つ目は、基準から外れたときの改善手順です。写真や測定値を誰が確認し、どの窓口へ連絡し、次にいつ状態を見直すかまで合意します。撮影を使う場合は、利用者が写り込まない角度や保管期間、閲覧できる担当者も決めておきましょう。個人を追跡することが目的ではありません。

AI導入の効果を確かめるときも、最初の状態と見直し後を同じ尺度で比べることが大切です。考え方は名古屋の中小企業がAI導入の効果を測る方法でも紹介しています。AI活用の進め方や社内ルールを検討する際は、名古屋の中小企業向けAI顧問もご覧ください。

今週できる準備は、対象場所を一つ選ぶこと

いきなり全施設にセンサーやロボットを入れる必要はありません。まず一か所を選び、利用者が気にする状態を三つほど書き、現状を確認する担当と見直す日を決めます。紙のチェック表から始め、依頼主と清掃会社が一緒に記録を見れば、契約や作業方法のどこを変えるべきか話し合いやすくなります。

まとめ

清掃品質を見える形にする構想から学べるのは、技術より先に「品質をどう測るか」を共有することです。名古屋・愛知の中小企業も、場所・利用状況・改善手順をそろえるところから始められます。

出典:NTTドコモビジネス・テルウェル西日本「『センシング×AI×ロボティクスによる清掃品質保証サービス(仮称)』の提供に向けた協業を開始」(2026年10月26日)。サービス提供開始は2027年4月予定と発表されています。

業務のデジタル化を、自社に合う形で

名古屋・愛知の中小企業に向けて、業務課題の整理からAI活用や運用づくりまで一緒に検討します。

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