2026年10月23日 — 石川(株式会社OZ.)
AI導入の効果はどう測る?名古屋の中小企業が記録したい3つの数字

Tech Council of Australiaは10月22日、中小企業のAI活用が豪州経済にもたらしうる価値を推計した報告書を公表しました。名古屋・愛知の中小企業が海外の数値を自社の目標にせず、作業時間・修正回数・確認の手間からAI導入の効果を測る手順を紹介します。
豪州の推計から、見方を借りる
Googleは10月22日、Tech Council of AustraliaのAI推計を紹介しました。豪州の中小企業で活用が広がると、今後5年間に年間最大930億豪ドルの経済価値を生み、AI未利用の平均企業が広く使えば年13万6,000豪ドルの生産性向上につながる可能性があるとの試算です。分析はDelwood Advisoryが担当。評議会の研究一覧で豪州向けの推計と確認できます。
豪州の産業・調査条件に基づく推計で、日本企業の実績や売上予測ではありません。名古屋の会社は金額を目標にせず、自社で効果を測る考え方を借りましょう。
名古屋の中小企業が記録する3つの数字
問い合わせの分類や議事録の整理など、繰り返す仕事を一つ選びます。顧客情報や社外秘は使わず、公開情報や架空データで試し、導入前後を同じ条件で比べましょう。
導入前後で比べる3項目
人の確認も含める
作業ごとに記録
一緒に残す
AIの応答速度だけでなく、人の点検・修正を含む作業時間、修正回数、承認・確認にかかった時間を記録します。時間が縮んでも誤りや確認負担が増えれば、全体の改善とは言えません。
AIを一つの仕事から試す段取りは、Geminiの事業者向け機能を業務につなぐ3つの確認でも扱いました。ツール選びに入る前に、対象の仕事と判断する人を決めると、比較の軸がぶれにくくなります。
OZ.からの提案:試行の前に続ける条件を決める
OZ.では、AI活用やシステム・アプリ開発の相談で、日々の入力・確認・引き継ぎを整理し、必要な仕組みを一緒に検討しています。試す前に「どの数字がどれだけ改善したら継続するか」「誤りが出たとき誰が止めるか」を決めておけば、便利さだけで判断せずに済みます。
明日から始めるなら、対象業務を一つ選び、1週間分の作業時間と修正点を記録してください。次の週にAIを使い、同じ項目を比べます。効果が小さければ、設定を増やす前に仕事の流れや対象の選び方を見直しましょう。
まとめ
豪州の推計は、名古屋の中小企業の将来をそのまま示す数字ではありません。作業時間・修正回数・確認の手間を自社の一業務で記録し、続ける価値を判断しましょう。
出典:Google公式発表(2026年10月22日)、Tech Council of Australiaの報告書。数値は豪州の中小企業向け推計です。
AI導入の効果を一緒に整理しませんか?
名古屋・愛知の中小企業に向けて、対象業務や効果の測り方を整理し、無理のないAI活用と必要な仕組みづくりを支援します。
