2026年5月6日 — 株式会社OZ. 編集部
2026年10月、インボイスの「2割特例」が終わる——名古屋の中小企業が今夏までにやるべき経理デジタル化
「気づいたら9月末だった」では、もう間に合いません。インボイス制度の経過措置が今年10月で大きく切り替わります。残り約5ヶ月、愛知・名古屋の中小企業が今夏までに整えておきたい経理の準備を、現場目線でまとめました。
1. 2026年10月、何が変わるのか
インボイス制度が始まってから3年。いよいよ「経過措置」が一段と厳しくなります。中小企業に影響が大きいのは、次の2点です。
- 「2割特例」が2026年9月末で終了:これまで免税事業者から課税事業者になった方は、納税額を売上税額の2割に抑えられました。10月以降はこの特例が使えず、原則どおりの計算に戻ります。
- 免税事業者からの仕入税額控除が80%→50%に縮小:免税事業者(インボイス未登録の取引先)に支払った消費税のうち、控除できる割合が小さくなります。
あわせて、電子帳簿保存法は2024年から完全義務化されており、紙の請求書だけで運用している会社は、もはや法令上の猶予がない状態です。
2026年9月30日まで:2割特例・80%控除が使える最後の期間/2026年10月1日〜:原則課税・50%控除の世界へ
2. 東海の中小企業に、どう効いてくるのか
名古屋・愛知の中小企業のなかでも、特に影響が出やすいのは次のような業種です。
- 建設・工務店:一人親方・個人事業の職人さんとの取引が多く、免税事業者比率が高い
- 飲食・小売:仕入先や業務委託に小規模事業者が多く、税額控除の縮小が利益を直撃
- サービス・士業の協力会社:フリーランスとの委託取引で控除減+経理処理の煩雑化が同時に発生
「これまでと同じ請求書の処理」のつもりでいると、納税額が増え、資金繰りが想定外に苦しくなる——というのが、もっとも避けたい着地点です。
3. 今夏までにやっておきたい3つの準備
残り時間を逆算すると、夏(7〜8月)には新しい運用に慣れておきたいところです。OZ.が現場でお勧めしているのは、次の3ステップです。
- ① 取引先のインボイス登録状況を再棚卸し:誰が登録済みで、誰が未登録か。リストにして、未登録の取引先には早めに方針を共有しましょう。
- ② 会計クラウド/請求書ソフトで「税率の自動判定」へ:手作業での税率仕分けはミスと残業の温床です。クラウド会計や電子請求書サービスを使えば、登録番号の有無で控除割合を自動計算できます。
- ③ 法人スマホ+経費精算アプリで現場入力をリアルタイム化:外回りの営業や現場担当者が、その場で領収書を撮影・登録できる仕組みを作っておくと、月末の経理ラッシュが激減します。法人携帯の見直しと同時に組み込むのが効率的です。
まとめ:制度対応を「DXのきっかけ」に
2026年10月の切り替えは、痛みを伴う変化です。一方で、紙とExcelで粘ってきた経理を見直す絶好のタイミングでもあります。クラウド会計や法人スマホを使った仕組み化は、一度整えれば毎月効いてくる投資です。
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